バリアフリービーチでは、参加者が安全に海へ近づき、海に入るための専用機材を使用します。これらは東京港から東海汽船の大型客船で八丈島へ輸送されました。
ここでは、今回使用した3つの主な機材を紹介します。
1)アクセスマット(モビマット)
砂浜や不整地での移動を可能にするマットで、車いすやベビーカーでも沈まずに波打ち際まで移動できる道をつくります。
・メッシュ構造で砂に沈みにくい
・歩行が不安定な方も足を取られにくい
・介助者と並んで歩ける十分な幅
砂浜という大きな障壁を取り除き、海へ近づく最初の一歩を支えます。
2)水陸両用車いす(モビチェア)
海と陸の両方で使える車いすで、そのまま海に入り、海面に浮かびながら海を体験できる特別な機材です。
・大きな浮力のある車輪と肘掛け
・砂浜から海へスムーズに移動
・海の浮力を体全体で感じられる
通常の車いすでは味わえない「海に浮かぶ」という感覚を安全に楽しめます。
3)車いすけん引装置(JINRIKI)
車いすにワンタッチで取り付けられるけん引装置で、坂道や砂利道でも少ない力で移動できるようになります。
・押すのが難しい場所で活躍
・介助者の負担を軽減
・揺れを抑え、安全な移動が可能
海への道のりに起伏がある八丈島では特に効果を発揮しました。
スノーケリング体験の準備
今回は、海に入るだけでなく、車いすを利用する参加者もスノーケリングに挑戦しました。
スノーケリングでは浮力確保と安全のためウェットスーツを着用しますが、着脱は難しい場合があります。
そのためスタッフと介助者が協力し、負担のかからない体勢をつくりながら丁寧にサポートしました。
ウェットスーツ着用後は、マスクやフィンの調整も行い、海に浮かびながら魚の姿を見るスノーケリング体験が実現しました。